各種料金の値上げや物価高、失業などで、電気や水道など、生活に不可欠なものの料金の支払いが遅れる例が増えていると22日付エスタード紙などが報じた。
5月の電気代の支払いの遅れ(90日以内と90日以上を含む)は昨年同月比13・94%増、通信費も12・02%増えた。これは全項目で見た支払いの遅れ(6・70%)の約2倍だ。水道代の支払いや銀行への返済の遅れも10・43%と10・01%増えた。
商店への支払いの遅れは0・29%減、その他の項目での遅れは6・08%減だから、電気や電話、水道などの支払いと銀行への返済の遅れは、各種料金の値上がりと経済基本金利引き上げ、年8%を越える物価高が、消費者の懐を圧迫している証拠といえそうだ。
電気代の支払いの遅れは90日未満が多く、最も増えたのは中西部の34・4%だ。各月15日までの拡大消費者物価指数(IPCA―15)で見た電気代は12カ月で60%近く値上がりし、月平均73レだった電気代が189レになったという人や、節約しているのに月平均190レが350レになったと嘆く人もいる。
過去12カ月間のインターネットと電話のパック料金は2・81%、水道代は5・12%値上がりした。通信費の支払いの遅れが最も増えたのは北部の37・35%、水道代の支払いの遅れは水危機が深刻な南東部の16・03%増が筆頭だ。
各種料金や食品の値上がりなどで、IPCA―15は12カ月間で8・80%上がった。返済金利はずば抜けて高いが、他の負債を払うために使う人も多いクレジットカードや特別小切手も支払いが遅れる例が多い。