ダッタ・フォーリャが17~18日に174市、2840人の有権者を対象にして行った調査によると、第2期ジウマ大統領政権最初の6カ月を「悪い/最悪」と評価した有権者数が、11年の同大統領就任以来最大の65%に上ったと21日付けフォーリャ紙が報じた。
これは92年9月、当時のコーロル政権リコール直前に記録した68%に次ぐ高い不支持率だ。「良い/最良」と答えたのは10%のみで、現政権への抗議行動が全伯に拡がった13年6月の支持率、30%の3分の1に留まった。
収入別に見た場合の支持率、不支持率には大きな変化がみられなかったが、地域別では南東部と北東部の支持率に違い違いが見られた。南東部は7%だったのに対し、昨年の統一選挙でジウマ大統領が多くの得票を集めた北東部では、14%が同政権を支持していた。
政府の進める財政調整もまた、支持率低下を食い止める材料にはならなかった。財政調整が高所得者層、低所得者層に同じように影響すると答えたのは29%で、63%は低所得者層のみが損をすると考えている。
労働省によると、5月は11万5千人分の正規雇用が失われた。5月の結果としては、92年以降で最悪だ。全伯就労失業者台帳(Caged)によれば今年に入って4カ月目の雇用減で、合計24万4千人分の雇用が失われている。
調査中、国民の経済への期待感を調査する部分に低支持率の理由が見て取れる。2月に62%、4月に70%だった「今後失業は増える」と答えた割合は今回、73%に上昇した。失業問題を現況一番の問題だと考える割合は2月の6%から11%に上昇し、保健・医療問題(22%)、汚職問題(21%)に次ぐ、3位になった。
大統領選のシミュレーションでは、昨年の統一選で敗れたアエシオ・ネーヴェス上議(民主社会党・PSDB)が35%の支持を集め、ルーラ元大統領(労働者党・PT)の25%を上回った。3位にはマリーナ・シルヴァ氏(ブラジル社会党・PSB)が18%で入った。
アエシオ上議の代わりに、同じPSDBのジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事を入れた場合は、ルーラ前大統領(PT・26%)、シルヴァ氏(25%)、アルキミンサンパウロ州知事(20%)と言う結果が出た。
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