サンパウロ市セントロの名物のひとつ、コンソラソン霊園で倒木が懸念され、周辺住民や通行人が苦情を申し立てている。同霊園では16日にコロネル・ジョゼ・エウゼービオ通りで大きな木が倒れ、その衝撃で霊園を囲む塀の一部が大破する事態が起き、その部分は今も塀の残骸が飛び散っている。同霊園ではそれ以前にも正門近くの角の部分で大きな倒木などが記録されており、強い雨での枝の落下は日常茶飯事だ。地域住民によると、同霊園周辺の木はシロアリの巣窟のような状態となっていて、いつ倒れてもおかしくないという。市民の安全のためにも市の管理を願いたいところだが。
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サンパウロ州クバトンで23日夜、3人組の強盗に押し入られたジョアン・ジオゴ・デ・オリヴェイラさん(75)が、心臓発作で急死した。ジョアンさんは脳血管障害で寝たきりの妻(70)と暮らしていたが、強盗から当日下した年金を渡すよう脅されても、金のありかを言わなかったため、強盗2人が妻に暴力を振るいはじめた。ジョアンさんは妻が暴力を受ける姿を見たショックで発作を起こし、それを見てあわてた強盗はジョアンさんの車を盗んで逃げた。異変に気づいた隣人が飛び込んだ時にはジョアンさんはすでに事切れていた。
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昨日の本欄でも報じたセルタネージャ歌手のクリスチアーノ・アラウージョの自動車事故死をめぐり、ブラジルのテレビ報道はそれ一色の状態となった。その後の報道によると、本人は車が横転した後、車を出て歩いたが、その後に気分が悪くなったという。なお、検査の結果、運転手の飲酒運手の可能性は否定された。