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MNプロポリス社=静岡産の抹茶を売り出し=急な抹茶ブームの到来で

抹茶を宣伝する松田会長

抹茶を宣伝する松田会長

 最近レコルデなどテレビ番組で紹介され、人気が高まっている抹茶。他店に先駆け4年前から国産の山本山抹茶を販売してきたMNプロポリス社は、今月から静岡県産抹茶の販売も始めるという。
 「先月から急に売れ出した。今度は2トン買おうかなと思っている」と松田典仁会長は急な需要増に応える意気込みだ。これまではブラジル産のみ販売していたが、抹茶ブームの到来で国産ストックが底を付いたため、静岡県から取り寄せることにした。
 「抹茶は1番茶、2番茶といった一番いい所を使う上質なお茶。ブラジルには抹茶に関する規格がないので販売する企業は何とでも言えるが、ウチのはカテキン7%を保証するし、混ぜ物も一切ない」と品質をアピールした。茶の渋み成分であるカテキンには強い抗酸化作用や体脂肪燃焼効果があるため、ブラジル人がダイエット目的に買っていくという。
 今月からサンパウロ市リベルダーデ区にも出荷が始まる。国産の販売価格は21~22レアル、日本産は約30レ。今後は日本産・国産を並行して販売する。
 問い合わせは同社(11・4790・4600)まで。