6月29日、サンパウロ市パウリスタ大通りで自転車専用道が使用開始となったが、6月30日付アゴラ紙によると、6月29日の午前7時30分~8時と9時30分~10時にアラメダ・ミニストロ・ロシャ・アゼヴェドとフレイ・カネカ通りの間で自転車の交通量を調べたところ、前者の時間帯で43台、後者で64台となった。平日初日は1分につき、せいぜい2台走るくらいの計算で、利用者のほとんどは大同通り近くに勤め先がある人たちだった。一方、横断歩道を渡る人の中には、大通りのほぼ真ん中の部分に自転車専用道が出来たことで、横断中に真横から出てくる自転車で怪我をしないかと心配する人もいた。
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6月24日未明に交通事故で急逝したセルタネージャ歌手のクリスチアーノ・アラウージョに関するニュースはいまだにブラジル内では関心が高いが、6月30日付伯字紙によると、車の運転手は国道153号線を規定(時速110キロ)以上のスピードで運転しており、車がバランスを失う前にタイヤに穴が開く音を聞いたと語っている。事故が起きた車はクリスチアーノのものだったが、車輪はオリジナルではなく、友人から譲り受けたものだったという。
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5月のサンパウロ州の主要6水系の降水量はどこも、月間平均降水量前後だったが、6月の降水量は、なぜか平年の2倍の量が降ったリオ・クラーロを除けば、平均の約3分の2に終わったカンタレイラなど、軒並み平均の5~6割といった感じだった。7月、8月は1年で最も乾燥するが、今日からサンパウロ州に入り込むという寒冷前線に期待したい。