外交120周年認定事業として6月20、21日、第4回ブラジリア日本祭りが開催され、2日間で約3万人が和食、伝統・現代音楽、書道、折り紙、武道など様々な日本文化を体験した。
初日に行われた開会式には、ロドリゴ・ロレンベルグ連邦直轄区知事、ジャイメ・レセナ観光局長始めとする連邦区政府要人に加え、安永邦義日本祭り実行委員長らが出席し、鏡割りで開会を祝った。
あいさつに立った梅田邦夫大使は、「日系社会のおかげでブラジリアでも日本文化が広く受け入れられている。昨年は安倍晋三総理夫妻が当地を訪れ、日系社会の重要性をご認識いただいた。今日の祭りで日伯間の友情を実感してください」と呼びかけた。
ステージでは国際交流基金の招聘で来伯している、和楽器トリオ「結」のショーが盛大に行われたほか、在伯日本大使館ブースが設置され、箏、茶道、つまみ細工など日本の伝統文化の披露や、セラピーロボット「パロ」の展示、国費留学生制度の説明会などを実施した。
また会場内では、120周年記念事業であるJICAの「日伯共同事業パネル展」も併せて開催された。