リオ五輪でのブラジルの活躍を占う試金石となるパンアメリカン大会(汎米大会、北・中・南アメリカ大陸諸国参加の総合スポーツ大会)が10日、カナダのトロントで開幕する。水球の競技は開会式より3日早い7日に開幕し、ブラジル選手団の先陣を切って、女子水球チームが開催国のカナダと対戦したと7日付伯字紙・サイトが報じた。
銀メダル獲得を狙うブラジル女子はカナダ、ベネズエラ、プエルトリコと同じB組で、カナダを上回ってB組を首位で通過することを目指す。メキシコ、アルゼンチン、キューバのいるA組トップ通過が濃厚な米国と準決勝で当たるのを避け、上位進出の可能性を高めるために重要だ。
「カナダはBグループの主要なライバル。今大会は来年の五輪に向けてすばらしいリハーサルになる」と01年から代表に入っているマリーナ・ザブリスは語った。
「『水球美女軍団』なんて呼ばれることもあるけれど、私達はそうは思わない」―。ザブリスはそう語るが、長時間の練習でプールに入りすぎ、美容を損なう心配をしていることもまた認めた。「塩素の入ったプールに長く入りすぎるのは避けなくては」と続けた。
ブラジリア時間の7日午後1時に始まった対カナダ戦は7―7で引き分けた。次のベネズエラ戦は9日に行われる。