文協図書委員長が5月、林まどかさんからブラジル情報誌『ピンドラーマ』を刊行するコジロー出版社代表の川原崎隆一郎さん(50、京都)に交代した。6月26日、両氏があいさつのため来社した。
文協第三副会長でもある林さんは6年間委員長を務めたが、「副会長に専念したいことと若返りを考えて」退任することになったという。「図書館は日本文化を発信する文協にとって重要な役割を持つ。精一杯活動してくれるはず」と背中を押した。
新委員長の声掛けで早速、ボランティアの委員を12人から18人に増員。中心は40~50代で同23日には、新体制で第1回委員会を行なったという。
過去4年ほど文協古本市で実行委員長を務めてきた川原崎さんは、「あとは日本語が読める非日系を委員に加えたい。活動の輪を広げ日本語図書の価値を高めたい」と語り、精力的に活動する意気込みを見せた。