連邦政府に絶縁宣言をして話題のエドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)が、自分に関係したラヴァ・ジャット事件の裁判を、パラナ州連邦裁判所のセルジオ・モーロ判事から、最高裁管轄に移すように提訴したと21日付伯字紙が報じている。
クーニャ議長は議員特権により、裁判がある際は最高裁の管轄になるのに、それを地方にある裁判所が扱うのはおかしい同議長の弁護士は主張している。
同弁護士は特に、パラナ州連邦警察がPMDBのロビイストであるフェルナンド・バイアーノ被告に行なっている関連した捜査を即座にやめさせるよう求めている。バイアーノ被告は、クーニャ議長の収賄疑惑を暴露したジュリオ・カマルゴ被告と共に、ペトロブラス国際部での不正に絡んでいたとされる人物だ。
同弁護士は、連邦最高裁が本来行なうべきことを、モーロ判事が職権乱用して行なっていると批判した。それは、カマルゴ被告が褒賞付き供述でクーニャ議長に触れたことに関してのものだ。
一方、クーニャ議長は20日、リオで行なわれたイベントに参加し、「自分がカマルゴ氏の発言で捜査の対象になるなら、なぜ容疑者から名前のあがっているアロイージオ・メルカダンテ官房長官やエジーニョ・シウヴァ社会通信局長官、ジウマ大統領は捜査の対象にはならないのか」と不満を語っていた。
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