国際なぎなた連盟が主催する「世界なぎなた選手権」が6月20日よりカナダ・モントリオール市で開催された。ブラジルからはブラジルなぎなた協会(森田泰江会長)の選手団5人が同地を訪れ、女子個人戦に出場した長谷川知美さん(27、二世)が自身3回目の出場で、ブラジルなぎなた界初となる初戦突破を果たした。
「勝ったときにはアドレナリンが出ていて、とにかく無我夢中だった」と振り返る長谷川さんは、初戦でスウェーデン代表と対戦し、得意技の払い脛で1本をとり、見事勝利した。
興奮冷めやらぬ中、挑んだ2回戦はフランス代表と対戦し、判定の末またしても勝利、続く3回戦では強豪ドイツ代表と対戦し延長の末、惜しくも敗れた。
「試合を重ね、疲労で段々と腕が上がらなくなってしまった。日本のような強いチームは体力等基本的な部分がしっかりしている。また練習しないと」と勝利に浮かれず、気を引き締めた。
同大会は4年に一度、世界各国で開催され、ブラジルからは長谷川、深水喜美代、井上トゥーリオ選手、監督の森田会長、原口喜代子マネージャーの選手団が参加した。
同協会では4年後の大会での上位入賞、また団体戦出場に向け、日々練習と競技の振興に励んでいる。
タグ:写真ニュース