日本発「湿潤治療」がブラジル医療界にも導入された。湿潤治療とは「傷は消毒して乾かして治す」という従来の常識を覆し、「消毒しない」「乾かさない」で驚くべき成果を上げている治療法。傷口を洗ってラップや専用シートを貼り付けて湿度を保つだけで、自然治癒力を生かしてすばやく傷を治すことができるという。健康情報サイト「Healthクリニック」によれば、南大河州連邦大学医学部の森口エミリオ教授が訪日中、火傷の治療を受けたことがきっかけで効果を体感、日本から医師を招いて同州で講演を実施した。症例を見た医療関係者らは目を丸くしていたとか。