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日本祭りで「布地蔵」販売=「復興の思い届けよう」

販売する布地蔵

販売する布地蔵

 ブラジル日本交流協会(二宮正人会長)の研修生が「第18回日本祭り」で、東日本大震災により宮城県名取市閖上地区で被災し、現在は同市の箱塚桜団地仮設住宅で生活する人々が製作した「布地蔵」を販売する。一体35レ。
 この活動は同会研修生の被災地支援活動の一つとして、3年前に始まった。高さ10センチほどのかわいらしい地蔵人形を販売し、その売上金を製作者の元に届ける。
 4月に来伯し、現在ブラジル各地で研修留学中の研修生らは、来伯前の2月に仮設住宅を訪問し、住人と食事や音楽等のブラジル文化を通した交流を行なってきた。
 代表の淀貴彦さん(23、大阪)は「震災後、4年以上が経っても自宅に帰ることが出来ず、不安や寂しさを感じている人たちがいます。ブラジルから被災地に元気を届けましょう」と呼びかけている。