1915年7月28日に業務を開始した、在サンパウロ日本国総領事館が、創立から100年を迎えたことを記念した昼食会が28日正午から総領事公邸で行われた。6月に着任した中前隆博総領事の着任レセプションも兼ねた。総領事館と関係の深い文協や県連など日系団体や日系議員、日本政府関係団体、諸外国領事館関係者等、約360人が集まり祝福した。
中前総領事は挨拶で「記念が重なる重要な年に着任したという責任を感じ、業務に務めていく。また当館の活動に関する支援に対して心からお礼申し上げる」と挨拶。総領事館から100周年を記念し、日伯交流に大きな功績のあった100団体に在外公館長表彰することを発表した。
また「嬉しいプレゼント」として、ブラジルと日本の人気歌手である高井フェルナンダさんと野宮真貴さんが総領事館100周年、日伯外交120周年のテーマ曲として制作した『LOVE SONG』の発表も行われ、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
呉屋春美・文協会長の音頭で乾杯し、しばしの歓談となった。
会場には1972年から96年まで職員として総領事館に勤務した坂尾英矩さんも来場し、「本当に色々あったが、大変勉強になった。本当におめでたい」と話していた。
【大耳小耳】
記念テーマ曲『LOVE SONG』の今後の使われ方について、総領事側の担当者の中山雄亮副領事に尋ねてみた。案の一つには、振り付け等を考えて将来は各日系団体等が踊り、インターネットの動画サイトに投稿、という案も出ているとか。日本では人気歌手の楽曲による同様の企画で、地域の町おこしに貢献したという話もある。本当に実現したら、日本からの注目度が上がることは間違いない。
在外公館長表彰100団体へ=総領事館、創設周年記念し
在聖総領事館は創設100周年を記念し、日伯交流に大きな功績のあった100団体に、在外公館長表彰を授与することを発表した。受賞団体は次の通り。
外務省研修生ブラジルOB会、ブラジル青年商工会議所、サンパウロ州教育局、同州立ファビオ・バヘット校、同州立モンセニョール・サリオン校、同州立アレシャンドレ・デ・グスマン校、同州立ドン・ペドロ一世校、同州立ファドロ・アイダール校、同州立ドウトール・ラエルテ・ラモス・デ・カルヴァーリョ校、同州立ラウル・ブラジル校、スザノ日伯学園、エスコラ・ビベンシアル・マテル・エチ・マジストラ、コレジオ・ブラジリア・デ・サンパウロ、コレジオ・ファーテ、アルモニア教育文化協会、コレジオ・マリスタ・アルキディオセザーノ・アルキ・イディオマス、マルピアラ学園、コレジオ・モンドリャン、コレジオ・サンス・フロンティエレス、平成学院、ミラソウ学園、コレジオ大志万、ロベルト・ノリオ学園、エスコーラ・サウーデ、エスコーラ・ソウカ・ド・ブラジル、エザットス・コレジオ・イ・ヴェスティブラーレス・エス・エス・リミターダ・エーペーペー、赤間学院、ヌクレオ・デ・エンシーノ学習館、日伯保育学園、文部科学省国費留学生会、ニッケイ新聞社、サンパウロ新聞社、JETAAブラジル支部、聖南西文化体育連合会、リベイラ沿岸日系団体連合会、汎ソロカバナ日伯連合文化協会、汎パウリスタ日伯文化連合協会、汎パライーバ地方日系団体連合会、汎アララクアレンセ連合会、47全都道府県人会、文協青年委員会、元日本留学生研修員ブラジル協会、慈善インテル会館、ボーイスカウト・コーペルコチア隊、ボーイスカウト・ドゥッキ・デ・カシアス隊、ファルコン・ペレグリノ、サンパウロ州軍警察首都圏第1連隊、同州軍警察首都圏第5連隊、同州軍警察首都圏第1連隊第11大隊、同州軍警察首都圏第5連隊第16大隊、だるま塾、宮坂国人財団、パウロ・コバヤシ財団、ブラジル日本語センター
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