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本を手にする梅崎さん
本を手にする梅崎さん

梅崎さんが日ポ語選集発刊=出版祝賀会、15日栃木で

 日系文学界で広く活躍する梅崎嘉明さんが、七編の作品を日ポ両語でまとめた『小説選集』(390頁)を発刊した。一冊80レアルで販売中。印刷部数は100部。
 パウリスタ年鑑入賞作「佐代の周辺」、コロニア文学賞佳作「大根の花」など小説五編、「留置所にて」「終戦一年と父の死」の手記二編を収録した。小説に関心を持つ若者からポ語翻訳を要望され、4年半の歳月をかけ出版に至った。
 刊行にあたり梅崎さんは、「戦後の移住者たちがどういった生活を送ったか、実体験をつづった。日語では既に読まれた方もおられるが、後世にもポ語で移民のルーツを知ってほしい」と願いを込めた。
 今月15日昼12時半から、栃木県人会(Rua Capitao Cavalcanti, 56, Vila Mariana)で出版祝賀会を行う。出席者には一冊贈呈。
 購入や問い合わせは梅崎さん(11・5571・5043)まで。