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松柏・大志万学院と使節団の皆さん
松柏・大志万学院と使節団の皆さん

小櫃使節団、松柏を訪問=3人の生徒が交流に意欲

 松柏・大志万学院と姉妹提携を結ぶ君津市立小櫃小・中学校から、「第20回訪伯使節団」が先月26日に来伯した。今回の参加者は、橋本暁香さん(小6)、鳥海謙介君(中1)、小倉颯真君(同)3人の生徒と利光正之中学校長、浅井完教諭、父母会の加藤みちえさんの6人。
 両校は1973年から隔年で訪問団を派遣し、交流を行なう。生徒らはホームステイしながら同学院の林間学校や授業に参加し、日本移民史料館やサッカー資料館、市街地見学等を通して見聞を深める。生徒の2人は親族に使節団経験者がいるという。
 鳥海君は「松柏大志万の使節団が来た時に良くしてくれたので、感謝の気持ちを伝えたい」、小倉君は「スポーツが好きなので、いろんな人とサッカーを楽しみ、絆を深めたい。外国は初めてなので、文化や習慣の違いを学びたい」と抱負を語った。
 母とおじ、祖母の3人もが使節団員という橋本さんは、「沢山友達を作りたい。こちらで見たことを日本に帰って皆に伝えてあげたい」と意気込んだ。
 利光校長は「もともと2校の交流は、戦後に世界平和を目指して始まったもの。生徒たちには色々な外国の人と交流する中で異なる文化や考え方を学び、戦争が起きそうな時に食い止める存在になってほしい」と力強くエールを送った。