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「お~いお茶」俳句大賞=ブラジルから12人が入賞

 「第26回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」の入選者がこのほど発表された。
 今年度の応募作品総数は176万5150句。ブラジルからも多数の応募者があり、内12人計12句が入賞した。伊津野敬嗣さんが最高齢で101歳。入選句は「おーいお茶」の容器に掲載される。入選者は次のとおり。
【都道府県賞】
 アマゾンの大河に昇る初日の出(服部タネ、94歳)
【佳作特別賞】
 ブラジルや夏野の次もまた夏野(広瀬秀雄、71歳)
 水すましいつも平和な輪の中で(浦畑艶子、94歳)
 星の降る国境の町虫すだく(浅海護也、75歳)
【佳作】
 カーニバル仙人雲を踏み外し(前田昌弘、77歳)
 銀河濃し俳句は移民のバックボーン(西田はるの、86歳)
 悠久のアマゾン大河年惜しむ(新妻洋子、82歳)
 運悪く西日と座るバスの席(大内和美、69歳)
 茶の若葉指しつゝ語る来し方を(伊津野敬嗣、101歳)
 雲海や太古にスリップしたような(湯田康平、94歳)
 噛み合はぬ老の会話や日向ぼこ(富岡絹子、70歳)
 言論の自由も限度どくだみ草(浅海喜世子、71歳)