5日にInep(全国教育調査機関)が発表した、14年度の国家高等試験(ENEM)に関するデータによると、サンパウロ市の公立学校168校のうち、半分にあたる84校が州全体の平均点を超えられず、サンパウロ市公立校間の格差が拡大している。公立校のサンパウロ州全体の平均点は506・45、サンパウロ市全体の平均点は520・61で、市の方が14点高いにもかかわらず、だ。ちなみに全国の公立校の平均は490・99。ブラジルの場合、私立と公立の教育格差は相変わらず大きく、市の平均も私立を入れると552・47と32点も高くなり、州全体でも約34点、全国平均でも約27点、公立だけの平均より上がる。
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5日午前、サンパウロ市セントロのカンポス・エリーゼオスで、警察と2人の犯罪者との銃撃戦に巻き込まれ、18歳の青年が死亡した。バロン・デ・ピラシカーバ通りを歩いていた平服の軍警が、ブラジル銀行を出た後に商業施設に入ろうとした際に、後をつけてきた2人の男に襲われて銃を抜いた。計5発の撃ちあいとなり、その一発が青年の胸に命中してしまった。どちら側の銃弾を受けたかは不明。被害者の青年は近くのポルト・セグーロの警備員だった。
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5日にサッカーのリベルタドーレス杯の決勝第2試合がアルゼンチンのブエノス・アイレスで行なわれ、同市の名門リーベル・プレイトがティグレ(メキシコ)を3―0で圧倒(2試合合計スコアも同じ)し、19年ぶり3度目の優勝を決めた。同チームは12月に日本で開催のクラブW杯に出場する。ブラジル勢でないのが悔しいところ。