ジウマ大統領は5日、来年の五輪開幕まで残り1年となった事を記念するリオ市のイベントに出席し、「ブラジルは世界最大のスポーツイベントを開催するため、国民一丸となって準備を進めてきた。来年世界一美しい街リオで、近代五輪以来最高の大会を開く」と語ったと、6日付伯字各紙が報じた。
イベントでは、ジウマ大統領が「開幕まであと〃366日〃」と発声した際にどよめきが起き、続いて登壇のトーマス・バッハ国際五輪委員会(IOC)会長が「来年は〃うるう年〃」と説明をするハプニングがあったものの、無事に進行した。
エドゥアルド・パエスリオ市長も、「オリンピック・パークは82%の出来、自転車競技場は、60%と多少遅れているが問題ない」と施設建設に自信を見せた。
式典と同じ5日より、リオ市ロドリゴ・デ・フレイタス湖ではボート競技のテスト大会となる世界ジュニアボート選手権が開かれている。五輪本番を想定し、54カ国から563人の選手を集めて行われるこの大会は、500人のボランティア130人の職員が運営に当たる。
セーリングの行われるグアナバラ湾(昨日付本紙既報)と同じく、同湖も水質汚染が心配されているが、マット・スミス国際ボート連盟事務局長は「国際基準のバクテリア検出チェックをやってきたし、今後はさらにウィルス検査もする」と心配を打ち消した。