コロニア文学界で活躍した松下睦子さんが7日午前8時ごろ、サンパウロ市サントアマーロのサンタカーザ病院で逝去した。葬儀は翌日執り行われ、コンゴニャス墓地に埋葬された。享年95。
1920年3月6日、沖縄県生まれ。後に愛知県に引っ越し、同県人の呼び寄せで61年に渡伯、サンパウロ州カッポンボニートに入植した。その後、サンパウロ市で県人会等が運営する日語学校の教師を務めた。
80年代から『コロニア詩文学』『コロニア文学』『のうそん』『椰子樹』などあらゆる文学愛好会に所属し、活発に執筆活動を行なっていた。小説『青空』で第34回パウリスタ文学賞入賞(89年)、武本文学賞やのうそん小説賞佳作など受賞歴も多数。
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