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ポリオ=予防接種キャンペーン開始=15日は保健所も終日対応

 保健省が11日、8月15~31日に急性灰白髄炎(ポリオ、小児麻痺)の予防接種の全国キャンペーンを行うと発表した。
 対象は6カ月以上、5歳未満の子供達で、全国では1270万人が対象となる。保健省の目標は95%にあたる1200万人の子供が予防接種を受ける事で、全国の自治体には計1600万人分のワクチンが配布される予定だ。
 今回のキャンペーンに関するテレビやラジオの報道は9日から始まっている。初日の15日は土曜日だが、この日は、通常は休みとなる保健所(UBS)も終日、予防接種に応じる。
 また、これまでに受け忘れた予防接種がある子供は、このキャンペーン期間中に接種を受ける事ができるので、予防接種用の手帳を持っていくと良い。
 ブラジルでは1990年以降、ポリオの発生を見ていないが、世界では、2014年から15年にかけて9カ国で患者が発生している。ポリオの致死率は決して高くないが、神経系統がやられて深刻な障害が残る例もあるため、予防接種は重要だ。