14日、エスピリトサント州コラチナ市のコラチナ・ヴェーリョ地区のアパート住民が、ペダルを踏み間違えて車庫の壁を突き破り、約20分間、高さ15メートルのところに宙吊りの状態になる事故が発生した。
事故が起きたのは同日午前6時頃。具合が悪くなった親戚から午前4時頃に呼び出されて出かけた30歳の電気技師(名前不明)が、帰宅後に車を車庫に入れようとしたが、ブレーキをかけるつもりがアクセルを踏んでしまい、車が壁に衝突。勢い余った車は壁を破り、半分以上、外に突き出してしまった。
壁から突き出した部分は地上15メートルの所で少し下を向いた状態となり、さらに車の後部は衝突で開いた穴に挟まったまま、宙ぶらりとなってしまった。
電気技師の妻を含むアパート住民が衝突音に驚いて外を見たところ、斜めに垂れ下がった車を目撃。そこで消防隊を手配し、助けを求めた。
約20分後に到着した消防隊は、車の後部から運転手を救出。運転手に怪我はなかった。
救出作業には軍警も同伴したが、運転手が酒を飲んだりした様子はなかったため、酒気帯び運転などの検査は行わなかった。
車は、車庫の柱に縄でくくりつけた後、レッカー車で引っ張って車庫に戻された。
幸いなことに、車は柱などにはぶつかっておらず、アパート全体に及ぶような損傷はなかった。レンガが崩れてできた穴の修理のため、車庫部分は一時、完全に隔離された。(14日付G1サイトならびにフォトス・プブリカスより)
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