東西南北

　１７日、サンパウロ市内を走るＣＰＴＭ１２号線で、電気系統のトラブルが発生した。理由は午前８時頃にブラス駅とカウモン・ヴィアーナ駅間で電柱のひとつが倒れ、それが電気障害を引き起こしたとのことだ。このため、その時電車に乗っていた人は、冷房も切れ、停車したままの電車の中で閉じ込められ、遂にはあきらめて、目的の駅まで線路上を歩かざるを得ない状況に陥った。送電線の復旧には時間がかかり、間隔を開けての減速運転が午後５時まで続き、他線にもその影響が及んだ。今年のサンパウロ市地下鉄やＣＰＴＭでは１２号線の事故が目立っているが、通勤時間帯の事故発生は勘弁願いたいものだ。
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　サンパウロ市のカーニバルでは「最高齢のサンビスタ」として名が知られていた、「ドナ・オリンピア」ことオリンピア・ドス・サントスさん（１００）が１５日、老衰のため、入院先の病院で亡くなった。ドナ・オリンピアは、サンパウロ市カーニバルの優勝常連の名門エスコーラ、ヴァイ・ヴァイの女家長とも呼ばれ、サンパウロ市のエスコーラ連合が選出するサンバ大使にもなっていた。ヴァイ・ヴァイは１６日に来年のカーニバルの演目選考会を行う予定だったが、この死を受けて中止している。
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　サッカーのブラジル杯はきょう１９日から、勝ち残った１６チームによるトーナメントがはじまる。きょうは「コリンチャンス対サントス」のクラシコ（伝統カード）が開催される。この大会に優勝すれば来年のリベルタドーレス杯への出場権も確保できる。全国選手権で出遅れ気味のサントスにとっては負けられないところか。