家族で移り住んで2カ月目のコラム子が驚いたのは、当地の食材で作る料理が大好評なことだ。〃適当〃に調理しても家族が喜んで食べる。日本では無かったことだ。これは一体どうしてか。
東京の弓田亨というパティシエ(菓子職人)によると、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が豊富な食材ほど、食べた時に体が喜ぶような感覚が得られるという。コラム子も彼のお菓子を何度か取り寄せたが、そのおいしさには毎回感動させられた。生きる元気が湧いてくる味だった。
同じような感動を味わったのは、フェイジョーダや絞りたての生ジュース、出来立てのポン・デ・ケージョを食べた時だった。腹の底から元気が出るようなおいしさで、抱えていた悩みや不安を一瞬忘れてしまったほど。
数年経てば見方も変わるかも…。でも今は素直に生命力溢れる食材に感謝したい。(将)
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