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綿を視察にアチバイアへ=福島県支援事業の一環で

中沢総務と永山代表

中沢総務と永山代表

 「いわき市の綿による東日本大震災被災地支援委員会」(永山八郎代表)が29日、アチバイア市タンケ区の中沢スポーツ教育センターへ第2回視察旅行を実施する。バスでの参加は一人80レアル(食事込み)、自車で行く場合は50レ。
 同会は、綿花栽培を通して農業復興を目指す福島県いわき市の被災者支援とし、中平マリコさんの協力で同市から届いた綿の栽培と加工品製作を行なっている。6月より、2メートル以上に成長した70本の苗木から綿と種を収穫中。アチバイア市役所、同市福島県人会支部の関係者も集まり、今後の方針についても話し合う。
 日程は午前8時にサンパウロ市福島県人会前(Rua da Gloria, 721, Liberdade)発、同10時着、視察、正午に昼食、午後から中平さんの歌で健康表現体操グループの発表、午後3時半に現地発、5時にサンパウロ市着。
 永山代表と中沢宏一総務が来社し、「参加者には苗木と種をお分けします」と参加を呼びかけた。
 申し込みは福島県人会(11・3208・8499)、宮城県人会(同・3209・3265)まで


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 オーガニックの綿花栽培を通し、農業復興を目指すいわき市。風評被害で作物栽培が難しくなった農地を利用して綿花を栽培し、商品化することで繊維産業の興隆を目指す。雇用の場を広げ、街を活性化する狙いも。今回アチバイアへ視察旅行を企画した永山八郎さんは、このいわき市出身。前回訪日した際に市長に姉妹提携要請を行なった所、「喜んで話を進めたい」と快い返事を得たという。日伯の間に新たな交流のパイプが生まれそうだ。