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私立校生徒が下痢や発熱=41人発症、10余人が入院

 大サンパウロ市圏サントアンドレ市の私立校〃ジャトバ〃では、18日以降、生徒達が下痢や発熱、嘔吐を起こし、22日までに13人が入院という事態が起きていると24日付G1サイトが報じた。
 同市保健局によると、発症した生徒の数は24日朝の時点で41人に増え、水と食べ物のサンプルを調査中だが、分析結果は25、26日にしか出ないため、原因は特定されていない。
 同校の生徒は約400人で、教職員は70人。各自、校内で調理した食事か自分達が持参した食べ物を食べている。具合が悪くなった生徒の中には、両親からその後の経過などの報告がない生徒もおり、正確な数などを掴むのが難しいという。
 学校側は空気感染によるものか、腸炎、悪性のバクテリアによる中毒症状などを考え、消毒作業も実施する意向だが、24日朝現在も市内の病院には10人が入院中だ。生徒の中には、集中治療室に入院し、手術も受けた生徒もおり、状況は深刻だが、同様の症状が出ているのは、同校生徒に限られており、市役所は、現在は健康な生徒でも同様の症状が出たら通報するよう求めている。
 21日には、同校校長も、日を追って増える患者への懸念や原因がつかめない事による心労で体調を崩したという。