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バス運転手が乗客に発砲=料金支払い拒否で口論の末

 8月31日未明、サンパウロ市南部のイビラプエラ公園付近で、バスの運転手が料金の支払いを拒否した乗客の一人に発砲し、逮捕されるという事件が起きたと同日付各紙サイトが報じた。
 事件発生は午前0時過ぎ。サントアマロ・ターミナル~ドン・ペドロ2世公園までのバスがブリガデイロ・ルイス・アントニオ大通りで停まり、5人の乗客が降車しようとしたが、料金の支払いを拒否したため、車掌や運転手と口論となった。激した運転手は所持していた38口径の拳銃で乗客の一人に発砲後、逃走を試みたが、ブラジル大通りで捕まった。
 被害者のジョアウド・サントス・ダ・シウヴァさん(43)はクリニカス病院に運ばれ、手術を受けた。31日午後5時現在、シウヴァさんは集中治療室に入院中で、重体だという。
 発砲したジョゼ・マルコニ・ダ・シウヴァ運転手は勤続10年以上のベテランで、運転手組合はこれまでは問題を起こした事はないというが、銃を所持していた事は知らなかった。銃はかなり以前に登録したもので、有効期限は過ぎている。警察によると同運転手にはこれ以前にも傷害や脅迫の前科があり、殺人未遂と銃の不法所持で告訴される見込みだ。