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ブラジリア西本願寺=歴史的文化財指定を祝う

式典に参加した梅田大使(中央)ら。(大使館提供)

式典に参加した梅田大使(中央)ら。(大使館提供)

 在伯日本国大使公邸で8月22日、ブラジリア西本願寺の歴史的文化財指定を祝う式典が行われた。日伯友好120周年記念行事として開催され、大使館員を含め約80人が参加した。
 文化財指定を行ったブラジリア連邦区政府から、ヘックマン国際部長、カルヴァーリョ文化局文化財部長が出席。西本願寺からは浄土真宗本願寺派の本多隆朗総務、サンパウロ西本願寺ブラジル別院の梶原義人総長らが訪れた。
 また、ブラジル中西部日伯協会連合会、ブラジリア日伯文化協会、アレッシャンドレ・グスモン農村文化協会、連邦区日伯文化体育協会から各代表者が出席し、歴史的文化財指定を祝した。
 祝賀会の挨拶で梅田邦夫大使は、「現在まで守ってこられた関係者のご努力が、連邦区政府による歴史的文化財指定に寄与されたものと確信しています」と述べ祝福した。
 式典に参加した梶原総長は、「歴史文化財に指定された仏教寺院は今まで無かったのでは」と言い、「浄土真宗の寺院が指定されたのは喜ばしいこと」と語った。
 同寺は首都ブラジリアの中心部にあり、落成されたのは73年10月。ブラジリア連邦区政府より14年12月、歴史文化財に指定された。