県連9代目会長の西谷博さんが3日午後8時35分、サンパウロ市のACカマルゴ癌センターで脳溢血のため逝去した。享年95。4日午後2時にイタケーラ区カルモ墓地で葬儀が執り行われ、同墓地に埋葬された。
鳥取県鳥取市吉成出身、帰化人。1929年に9歳で家族と共に渡伯。戦後60年代にオズワルド・クルース日伯文化協会を創立し、会長として協会の発展や邦人の団結に貢献した。
70年にサンパウロへ移り、鳥取県人会会長(1995年―2002年、6代目)、ブラジル日本都道府県人会連合会会長(2000―01年、9代目)などを歴任。郷土芸能「鳥取しゃんしゃん傘踊り」の継承普及に尽力し、県・市から各種功労章を受章した。
日本移民70周年祭記念事業としてカルモ公園桜イッペー植樹委員会(現カルモ桜イペー連盟)を結成し、委員長として桜園の整備を進め、日伯修好百周年の1995年に600本のイッペー植樹活動を行った。2010年には日本政府から旭日双光章を受章した。
初七日法要は未定。
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