6日に行われたF1のイタリアGPで、ブラジル人レーサー、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が3位に入賞し、表彰台に立った。
予選を5位で通過したマッサは、順位をひとつあげて4位となっていたが、残り3周となった時点でニコ・ロズベルグ(メルセデス)が途中棄権したため、順位をひとつあげて3位となった。
優勝したのは今期通算成績で圧倒的強さを見せるルイス・ハミルトン(メルセデス)で、2位にはセバスチアン・ベッテル(フェラーリ)が入った。この時点でマッサは3位だったが、背後にはすぐウィリアムズの同僚、ヴァルテリ・ボッタスがつけていた。そこからは表彰台を目指してのパートナー同志の争いとなったが、マッサが振り切った。
今季のマッサの表彰台入りは、6月に行われたオーストリアGP以来、2度目だ。「もう、表彰台に上がるには年を取りすぎてるよ」と笑うマッサだが、同時に「何度立ってみても気持ちがいいよね」と喜びを隠さなかった。
マッサはイタリアGPへの思い入れが強い。「(イタリア拠点の)フェラーリに長くいたからね。このサーキットから20キロくらいのところに住んでいたしね」と語る。イタリアGPでは優勝経験こそないものの、3位に入るのはこれで3度目だ。
これでマッサは、今季の通算成績でも4位につけることとなった。ポイントでは上位3人、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテルに大きく水をあけられているが、2009年に頭蓋骨骨折の重傷を負ってからは年間成績では6位が最高なので、今年はかなり健闘しているといえる。(7日付アゴラ紙より)