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ニッケイ新聞 2014年1月18日

 2006年からナタル市に在住する日本人会のメンバー、中村恵美子さんは「日本のメディアが流すナタルの情報には実態に即していないものも多い。マナウスと一緒くたにされ『高温の灼熱地獄』とか、現地在住者にとっては間違い探し状態」とため息。だからこそ「海辺でも湿度は高くなく年間を通じて過ごしやすい。治安も、勿論油断は禁物だけど、体感的には日本とそう変わらない。その良さを肌で感じて欲しい」との思いは強い。W杯観戦に来たサポーターがその体験を周囲に伝えることで、日本人会の活動やナタルの良さが、より多くの人に広まっていくことに期待!

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 16日に逝去した小野田寛郎さん。30年間フィリピンのルバンダ島に潜伏していた間は一日一食。自分で作った牛の乾燥肉や野草を食べて生活していたというが、帰還後健康そのものだったとか。約30年間のカレンダーを全部頭に入れており、帰還後6日しか違わなかったなど、彼に関する逸話は多い。戦争を知らない世代も賞賛してやまない小野田さんは、体を張って現代人に人間の可能性を見せてくれた。ご冥福を祈りたい。

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 今月15日付本面掲載の「元従業員のデカセギ日系人に感謝したい」と住友系列企業の元社長の馬場善禄さんが感謝の夕べを開催したい―という記事に、思わぬところから反応が。リオ州日伯文化体育連盟の鹿田明義理事長から本紙へ連絡があり、掲載依頼に来社した「キリストの幕屋」の鹿田正人さんと同姓だから、一度話をしたいというもの。「鹿田という名前は珍しいのでブラジルでは自分だけかと思っていた」と声を弾ませた。探していた情報ではなく拍子抜けしたが、こうした縁を結ぶのも新聞づくりの面白さ。