9日朝、サンパウロ市中央部のリベルダーデ大通りとバロン・デ・イグアペ街の交差する地点で年配の女性が、自転車道を走ってきた自転車に衝突される事故が起きた。警察によると、被害者は頭から出血していたが、意識はあったと9日付G1サイトが報じた。
被害に遭った女性は現場近くの救急診療所で治療を受けた。同件はセー地区の第一警察署が扱うが、警察は加害者のサイクリストの情報を公開していない。サンパウロ州交通公社(CET)は声明で「事故を遺憾に思い、調査の詳細を待つ」と発表した。
CETによると、サンパウロ市の交通事故の主な犠牲者は高齢者で、昨年、車やバイク、自転車に撥ねられて死亡した犠牲者の3分の1は高齢者だった。
南大河州出身のモデルのマリアナ・リヴィナッリ・ロドリゲスさん(25)は1日正午頃、サンパウロ市西部ピニェイロス区のブリガデイロ・ファリア・リマ大通りを自転車で走行中、バスに衝突されて頭部に外傷を負い、集中治療室に入ったが、3日に亡くなった。マリアナさんの父、エベル・ダニエル・ロドリゲス氏は、法医学研究所(IML)で、サンパウロ市の自転車道には安全性が欠けていると述べた。
8月19日には、別の高齢者がサンパウロ市中央部のコスタ・エ・シウバ高架橋(ミニョコン)下で自転車に衝突され、死亡する事故も発生している。