郵便局職員達が賃上げなどを求め、16日からストに突入した。
午後5時現在、ストに参加しているのは、サンパウロ、アマゾナス、バイア、セアラ、マラニョン、ミナス・ジェライス、マット・グロッソ、パラー、パライバ、ピアウイ、リオ・グランデ・ド・スル、サンタカタリーナ、セルジッピ、リオデジャネイロ、トカンチンスの15州にある21の組合で、ストへの参加率は85%に上っているという。
彼らの要求は、12%の給与調整と全職員への200レアルの増給、保健プランの維持、新職員1万7千人分の採用試験実施、局内の治安の改善となっている。また、郵便局職員らが積み立てているファンドが50億レアルの持ち出しとなっている責任は国が取るよう求めている。
サンパウロ市とその周辺ならびにソロカバ市の職員組合によれば、サンパウロ州内では、七つの組合中、五つがスト参加を表明しており、配達夫や運転手、分配や受付担当に至るまで、全体の80%が業務を停止したという。
職員達は、「60日間交渉を続けてきたが、局側の提案は、給与調整ゼロで12カ月間150レアルずつのボーナスを払うという内容で、隔たりが大き過ぎる。保健プランに関しては、月々の掛け金を払わされるようになった上、扶養家族も外したがっている。こんな状態で合意が成立するはずはない」という。
郵便局のストによって払い込み票などが届かない場合は、他の支払い方法がないか確認して払わないと、罰金やサービスの停止といった問題も生じるので、支払期日が来る前に何らかの手段を講じる必要がある。(16日付アジェンシア・ブラジルより)