ウルグアイ在住で、同地の林業や林産品加工や研究に長年指導的な役割を果たしてきた三上隆仁さんが22日午後3時すぎ、モンテビデオ市内のスペイン病院で胃がんのために亡くなった。享年90。
4カ月ほど前から変調をきたし検査入院でガンを発見。自宅療養していたが、5日前から再入院していた。23日午前、葬儀が行われ、市内ブセオ墓地に埋葬された。
広島県出身、京都大学工学部卒。興人人絹パルプに入社し、76年に依願退職。JICAの専門家としてウルグアイに派遣され、そのまま永住した。林業関連で指導的な役割を果たし、自閉症児教育財団を設立、ラ・プラタ流域再開発研究会も立ちあげた。
テレビ番組「世界の村で発見!こんなところに日本人」(朝日放送14年4月25日)でも紹介された。植林思想普及運動をし、日本の外務大臣表彰も受賞した。
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