日本の人気演歌歌手、五木ひろし氏のブラジル・チャリティー公演(外交120周年記念事業)が11月21日にアニェンビー国際会議場で行なわれるにあたり、演奏する現地バンドメンバーの技量確認が18日に行われた。
バイオリン、サックス、トランペット、シンセサイザーの男性4人に、女性コーラスが2人という顔ぶれが選ばれ、東京から送られてきた楽譜を前に、初見で見事に弾きこなした。当地の音楽コーディネーターはコロニアの作曲家・島田正市さんが務めた。
確認のために来伯した企画制作会社アイエス取締役副社長、鯉渕哲彦さんは、その様子を見ながら「これだけの演奏が出来れば十分」と安心した様子だった。同社が五木さんをマネジメントしている。
鯉渕さんによると、残りのメンバーは日本から本番前に来伯し、18、19の両日、文協で音合わせをし、20日にはアニェンビー国際会議場で最終リハーサルをするという。五木さんは19日に到着し、可能ならば同日の音合わせに立ち会うとのこと。21日のコンサートを終えた後、23日に帰国予定。
当日の曲について鯉渕さんは「よこはま・たそがれ」などのヒット曲の他、エラスモ・カルロス編曲の「アミーゴ」、他にブラジルの日系人に人気の北島三郎や都はるみの楽曲も歌う予定だという。
今回が18年ぶり3回目であり、前2回のコンサート時に五木さんはとても良い印象を持ったというが、67歳という年齢もあり「今回の公演が最後になるだろう」とも語っているという。
詳細は次の通り。21日午後3時、同8時からの2回公演。収益はこどもの園へ寄贈される。同日午後2時より120周年記念祝典も開催。
チケット(400~600レ)が販売中。問い合わせは、池田氏事務所(11・3272・9345)まで。
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