昨日付本紙でも報じた、サンパウロ市南部ジャバクアラで9月25日に自宅で3人の遺体が見つかって逮捕されたジョルジュ・ルイス・モライス・デ・オリヴェイラ容疑者(41)が、同29日、今年に入って計6人を殺害したと自供した。同容疑者宅からは29日までに7人分の遺体が見つかっているが、同容疑者によると、犠牲者の大半は同容疑者が常習者の集まる近くの廃屋で麻薬を売った人たちだ。彼らが犯罪組織に、同容疑者から麻薬を買ったと告げるのを恐れて殺したという。同地域では30人近くが行方不明となっており、警察も同容疑者の余罪を疑い、常習者の集まる廃屋と、同容疑者が仕事をしていたという廃屋などで捜査を続行している。
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サンパウロ市交通技術公社(CET)の発表によると、15年上半期のサンパウロ市の交通事故による死者は、昨年同期の637人から519人に18・5%減ったという。被害者を部門別で見ると、自転車運転手が46・4%、車の運転手や同乗者が26・1%、歩行者が16%、バイク運転手が14・1%それぞれ減少した。また、交通事故の多発地帯はチエテ、ピニェイロスの両マルジナルで、一般道では極東部のジャクー・ペッセゴ大通りだったという。
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9月29日午前、地下鉄3号線バラ・フンダ方面行きカロン駅付近で、17歳の少女に電車内で痴漢行為を行おうとしていた48歳の男性を、平服の警備員が現行犯逮捕した。男性は警備員2人に警察に連行されたが、容疑を否認している。仮に痴漢をしていたとしたら、電車内の平服捜査は効果がありそうだ。