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限られる弁論大会出場者

 スピコン&弁論大会(9月20日、サンパウロ市)には、日系青年の雄姿が多くあった。特にダボン・ダ・セーラなどサンパウロ市近郊や聖南西で学ぶ者の活躍が目立つ。「優勝しよう」という雰囲気が校内に充満しているようだ。
 ただし、出場者名を見ると昨年と同じ名前もチラホラ。また苗字が同じだったりとメンバーが固定されている印象で、「他地域の学校にも、出場意欲を駆り立てる雰囲気があれば良いのに」と残念に思った。
 大会には書類選考のみで誰でも気軽に出場できる。でも、舞台に上がり感情を込めて話すことに抵抗があるせいか、恥ずかしがり屋な日系人は遠慮しがちだ。その分、報奨を工夫したい。
 例えば優勝者は10月末に来伯される秋篠宮ご夫妻の前で、日本語で一言挨拶できるなど報奨があってもいい。それこそ一生の思い出になる。県連も共催なのだから一肌脱いで見たら? (祐)