4日にサンパウロ市中央部イジエノーポリスの路上に赤ちゃんを置き去りにした女性(37)が、7日に逮捕された。この女性は近くに住む家庭内労働者で、雇用先で3歳になる娘と生活している。女性によると、捨てたのは短い恋愛関係にあった若い男性との子供で、男性は妊娠のことを知らず、雇用先にも妊娠の事実は伏せていた。女性は雇い主らが不在の3日にアパートの自室で分娩したが、雇い主らが帰って来て出産したのがばれるのを恐れ、ピアウイ通りの木の根元に子供を置き、発見者が拾い上げたのを確認後、立ち去った。赤ちゃんはサンタカーザ病院に預けられているが、一人で抱え込まずに誰かと相談はできなかったのか。
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サンパウロFCは7日、メキシコ代表就任に伴って辞任したオゾーリオ監督の後任に、現ポンテ・プレッタ監督のドリヴァ氏を迎えることを決めた。同氏は98年のW杯にセレソンの一員として出場し、選手としての実績も持っている。同氏はサンパウロからキャリアをスタートした43歳で、主将のロジェリオ・セニとは誕生日が8カ月しか違わず、ユース時代の同僚で気心も知れた仲だ。改めてセニの選手生活の長さを確認できる新人事でもある。
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サンパウロ市セントロのマッケンジー大学のトイレに「黒人のための場所はマッケンジーにはなく、監獄にある」という人種差別的な落書きがされていることが6日、ネットで出回った写真が話題になったことで明らかとなった。同大学はこれを問題視し、誰が書いたのか調査中だ。犯人が学生なら、学問の前に学ぶべきことがあるはずだ。