音楽事務所ユタテ・レコード(松岡伸雄取締役)から、アマチュア演歌歌手・黒木成人さん(16、三世)の新作CD『夢の街サンパウロ』(作詞・内倉信義、作曲・松岡伸雄)が発売されている。
黒木さんは祖母・美佐子さんの影響で3歳の頃から歌を始め、現在まで数々のカラオケ大会で優勝を重ねてきた。「目標は五木ひろし」と元気よく話し、同氏同様ギターの弾き語りもこなす。内倉さんは「感情を入れこむような暗い曲は特に迫力が出る」と太鼓判を押す。
日本のレコード会社との契約も大詰めを迎え、来年中には訪日を予定。現在はプロデビューに向けスポンサーを探している。「デビューはずっと夢だった」と語り、自信に満ちた表情を見せた。
また宮村はるみさん(18、千葉)のCD『あなただけに…』も販売中。ブラジル育ちの宮村さんは、日本人の父とブラジル人の母を持つ。父の影響で4歳から歌を始め、美空ひばりを目標に稽古に励んできた。伯移住した日本人妻の心情を歌った今回の楽曲について、「少し難しいけど父に歌詞の意味を教えてもらいながら取り組んだ」と振り返った。
CDはいずれも20レ。購入に関する問い合わせは、同社(11・3209・0058)まで。