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南大河州で大水害が発生=3人死亡、13万人に影響

 風速時速100キロ以上の突風を伴う嵐が14日夜、南大河州都、ポルト・アレグレを襲い、グアイバ湖の水位が再び上昇。16日朝には2・8メートル前後を推移するまでになったと16日付G1サイトが報じた。
 同湖の水位は12日に2・89メートルを記録した後、2・59メートルまで下がっていた。水位が3メートルを超えれば、同湖の水が堤防を越えて市内に流れ込み、冠水被害が広がる。
 同市の気象調査機関によると、水位が高い状態は当面続く見通しで、同湖周辺で浸水被害に遭った住民の帰宅は困難だ。週明け後も強い雨と南風が予想されており、グアイバ湖の水位は高いままの状態が続く見込みだ。
 16日昼前の防災局の発表によると、強風や降雹を伴う雨による被害は南大河全州100の自治体、13万2736人に影響を与えている。26市では緊急事態が宣言されている。
 7日からの大雨と、14日夜から15日未明にかけての嵐による避難世帯数は、親類、友人宅に避難2431世帯、公共施設に避難1517世帯に及んでいる。
 今回の嵐では死者も出ている。14日以降の南大河州での死者は3人に上る。州都ポルト・アレグレでは1人が死亡し11人が負傷した。
 15日朝、州都北部のサランジ地区では20歳のグスタヴォ・オリヴェイラさんが増水した排水溝に落ち、濁流に呑まれた。消防隊が駆けつけたが午前10時前後、遺体となって発見された。
 また、同州内陸部のリオ・パルド市では強風と雨に襲われた14日夜、家屋の上に木が倒れ、21歳の女性と3歳の娘が死亡した。同市では事故当夜、約100軒が屋根損壊の被害を受けた。