ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | ブラジル人男性飛行機内で錯乱=乗客に噛み付き直後に死亡

ブラジル人男性飛行機内で錯乱=乗客に噛み付き直後に死亡

 18日、アイルランド系航会社エアリンガス社リスボン発、アイルランド・ダブリン行きの便に乗っていた24歳のブラジル人男性が、飛行中に気分が悪くなり、別の乗客に噛み付いた後に死亡したとポルトガル紙が報じた。
 亡くなった乗客は一人で旅しており、別の乗客に噛み付いて搭乗員に取り押さえられた直後に意識を失った。機長は医療緊急事態を宣言し、アイルランドのコーク空港に行き先を変更したが、現地時間午後5時40分に着陸した時点で死亡が確認された。乗客の身元は明らかにされていない。
 英国紙によると、同便に乗っていたポルトガル人らしき女性が、コーク空港で薬物輸送の疑いで逮捕された。168人の乗客と6人の乗組員全員は、地元警察から取調べを受け、荷物も検査されたが、ポルトガル紙はアイルランド警察の発表を受け、逮捕された女性はアンゴラ人だったとしている。逮捕された女性と死亡した乗客の間の関係は明らかになっていない。女性の荷物は押収され、鑑定にかけられた。
 噛みつかれて負傷した乗客は地元の病院で治療を受けた。他の乗客はコーク着陸後、ダブリンに向けてバスで3時間かけて移動した。死亡した乗客の遺体は検死のために病院に送られた。