ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
アルゼンチン大統領選=予想を覆す大接戦に=シオリ対マクリで決選投票
アルゼンチンの大統領選挙の1次投票が25日に行われ、現政権の継承者のダニエル・シオリ氏(正義党)と、マウリシオ・マクリ氏(共和提案)が大接戦の末、11月22日に行われる決選投票に進んだ。26日付伯字紙が報じている。
事前の予想では、2003年から続く、ネストル氏とクリスチーナ氏夫妻によるキルチネル政権を受け継ぐブエノスアイレス州知事のシオリ氏が優勢と見られており、焦点はむしろ、「1次投票で圧勝するには」ということに当てられていた。1次投票で勝つには、40%以上の得票と2位に10%ポイント以上の差をつけることが必要だ。
だが、結果は10%Pどころか、シオリ氏36・86%、マクリ氏34・33%と、その差わずか2・53%Pで決選投票となった。
同国では従来、大統領選挙は1次投票での圧勝で終わることが普通で、決選投票までもつれ込んだのは83年の民主制復帰以来はじめてだ。
シオリ氏が苦戦した背景には、自身の後継者としてブエノスアイレス知事選に出馬したクリスチーナ政権現官房長官のアニバル・フェルナンデス氏が同知事選で惨敗に終わったこと、また、クリスチーナ政権で囁かれた多くの汚職疑惑と、高インフレやデフォルトといった経済問題を抱える中、シオリ氏が主張する福祉政策より、同国を代表する企業家として知られたマクリ氏が主張する経済発展が支持を得たことなどがあげられる。
決選投票は、21・34%を獲得して3位に終わった、クリスチーナ政権元官房長官のセルヒオ・マッサ氏(刷新前線)の票をどれだけ取り込めるかが鍵となる。