27日の中銀の発表によると、9月の特別小切手の返済利息は平均で前月比10・5%ポイント高の263・7%に、クレジットカードでリボルビング払いにした時の返済利息も年平均414・3%に達したと28日付伯字紙が報じた。
所得目減りや失業などで様々な形の融資を受けて債務不履行となる人が増える中、特別小切手やクレジットカードは、事前の審査などを気にせずに使える信用貸し(クレジット)の道具だが、その分、返済の際に徴収される利息も高い。
9月の場合、一般の融資の返済金利は年平均62・3%だったが、特別小切手は263・7%で今年に入って62・7%P、昨年同月比で80・2%P上昇した。この値は1995年9月の271・4%に次ぐ高率だ。
クレジットカードでのリボルビング払いは、クレジット会社に返済すべき額を月々いくらと決めて返済する方法で、平均返済利息の年414・3%(100レアル借りると1年後の返済総額は514レアル)は、昨年同月比で102・3%P上昇し、2011年3月の統計開始以来の高率となった。分割払いの時の平均利息は129%で、昨年同月比で21・4%P高くなっている。
月末になってお金が足りなくなった場合、特別小切手やクレジットカードには頼らないよう呼びかける専門家が多いのはこのためだ。9月の一般消費者の債務不履行は昨年同月と同じ5・7%だったが、3月の5・2%や8月の5・7%より高くなっている。法人関係の債務不履行は、8月の4・2%よりやや低い4・1%だったが、昨年同月や今年1月の3・5%より上がっている。
また、一般融資はこの12カ月間で4・9%拡大したが、車購入用のクレジットは前月比で2・9%、昨年同月比では11・9%縮小した。