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東西南北

 ダッタフォーリャがサンパウロ市で行った最新調査によると、「この30日間で5日以上水道の水が出なかった」と答えた人は、東部で43%、北部で40%、西部で32%、南部で28%、中央部で5%いたという。東部や北部はカンタレイラ水系から給水を受けている地帯だ。同じ答えを所得別に見ると、「最低賃金二つ未満」が42%、「2~5倍」が36%、「5~10倍」が26%、「10倍以上」が19%だった。こうした事情もあり、「アウキミンサンパウロ州知事の水対策」に関し、「最悪」と答えた人は48%に上っている。もちろん、雨も降って欲しいが、それ以前にやらなくてはならないことがあると思わされる結果だ。
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 サンパウロ市交通技術公社(CET)は2日から、中央部ベラ・ヴィスタ区の14ビス広場上にかかるドトール・プリニオ・デ・ケイロス高架橋へのバス以外の車の乗り入れを禁止しはじめた。これは同高架橋から、7月9日大通りのダエル・エリアス・クタイチ・トンネルまでの約2キロにわたる区間をバス専用道にするためだ。1日32万5千人のバス利用者が恩恵をこうむるというが、最近のハダジ市政の話は、高架橋とバス道の話ばかりのような気も。
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 CPTM内で10月29日朝、18歳の女性が性的ならびに肉体的暴力を受けていたことが、被害者がフェイスブック上に、殴られて腫れ上がった顔の写真をあげたことで明らかとなった。被害者によると、スーツ姿の男が彼女に体を寄せて射精し、助けを求めようとすると腕を掴んで脅した上、降り際に顔に肘鉄を食らわしたという。