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LJ=MJ元副社長に実刑判決=過去最長の19年4カ月

 パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は3日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で、建設大手のメンデス・ジュニオル社(MJ)元副社長のセルジオ・クーニャ・メンデス被告に、贈賄、資金洗浄、犯罪計画参加の罪で、企業家で最長の19年4カ月の実刑判決を下した。4日付伯字紙が報じている。
 同被告はペトロブラス社(PB)供給部に対する3147万2238レアルに及ぶ贈賄の責任者で、1件900万レアルの贈賄例もあった。同被告はメンデス・ジュニオル・グループの株主の一人で、MJ社長のムリーロ・メンデス氏の甥だ。
 同日は、MJ石油ガス部元部長のロジェリオ・クーニャ・ペレイラ被告に17年4カ月、同被告の前任者のアルベルト・エリージオ・ヴィラッサ・ゴメス被告に10年の実刑判決も下った。
 MJが参加していたカルテルは「VIPクラブ」と呼ばれ、06年以降、アブレウ・エ・リマ製油所やジェツリオ・ヴァルガス製油所、リオ石油化学複合コンビナートなどの事業で不正入札を行っていた。
 PB元供給部長のパウロ・ロベルト・コスタ被告と、LJ主犯格のアルベルト・ユセフ被告にも20年4カ月と10年の実刑判決が言い渡されたが、両被告は報奨付証言者なので、減刑される。