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東西南北

 11日午前10時30分頃、サンパウロ市で橋が落下する事故が起きた。これは東部ヴィラ・プルデンテと南部イピランガを結ぶグランデ・サンパウロ高架橋の下にかかっていた橋で、真下を流れているタマンドゥアテイ川にしなるように落ちた。幸いなことに、落下した時にこの橋を通っていた人や車はなく、けが人も出なかった。橋の落下原因は現時点では解明されておらず、サンパウロ市交通技術公社(CET)は同橋に通じる車の通行を止め、高架橋を利用するよう誘導している。以前から本欄でも報じているが、サンパウロ市の橋や横断歩道には老朽化したものが多く、いつこういうことが起きてもおかしくない。今回は無事故で幸いだが、油断はならない。
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 グローボ局のジャーナリストとして活躍したサンドラ・モレイラさんが10日、7年間にわたる胃がんとの闘病の末、リオの病院で死去した。61歳だった。ブラジルサッカーの歴史家として有名だったサンドロ氏の孫で、75年にジャーナリズムの道に入り、短クレード・ネヴェス氏の死も報道。バンデイランテス局で働いた後、グローボ局に移籍した。「ボン・ジア・ブラジル」のレポーターなど、茶の間でおなじみの顔だった。
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 今日はサッカーW杯南米予選、注目の対アルゼンチン戦が敵地で行われる。ブラジルセレソンはネイマールが復帰したが、アルゼンチン側は自慢のフォワード、メッシ、アグエロ、テヴェスが故障で出場できない危機的な事態に陥っており、ここは手堅く勝利してほしいところだ。試合は午後10時よりグローボ局で放送される。