10日夜、ブラデスコ・グループの社長2人を乗せた小型飛行機が墜落し、搭乗した4人全員が死亡した。10日付伯字紙が報じている。
10日午後7時過ぎ、ゴイアス州カタロン市とミナス・ジェライス州グアルダ・モール市にまたがる農場に小型飛行機が墜落した。この小型機は午後6時39分にブラジリアを発った「シタチオンⅤⅡ号」で、サンパウロ市へ向かう途中だった。
この事故で、同機に搭乗していたブラデスコ・ヴィダ・エ・プレヴィデンシアのルーシオ・フラヴィオ・デ・オリヴェイラ社長と、ブラデスコ・セグーロスのマルコ・アントニオ・ロッシ社長、操縦士のイヴァン・モレニラ・ヴァリム氏と副操縦士のフランシスコ・エンリケ・トフォリ・ピント氏の4人が死亡した。
空軍によると、この小型機はゴイアス州とミナス州の間にさしかかった午後7時4分にレーダーから姿を消した。原因はまだ解明していない。
消防隊によると、小型機は地面に激突し、機首は5メートルの深さまで埋まった。また、機体が激しく炎上したため、遺体は炭化しており、身元の判別はDNA判定に頼るほかはないという。
今回死亡したロッシ氏は、次期ブラデスコ銀行の総裁と目されていた。ブラデスコ・セグーロスは来年のリオ五輪のスポンサーとして名乗りをあげている。
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