サンパウロ州教育局のエルマン・ヴーアヴァルド局長は17日、サンパウロ州で来年実施される州の教育改革に伴う学校の統廃合について「撤回するつもりはない」との声明を改めて出した。同局長は、学生たちや親からあがる不満や批判に関しては「理解を示し、耳を傾ける」としながらも、「あくまで州の学校教育を良くするため」で、予定は変えないとした。今回の改革に伴う学校の統廃合は92校に及び、遠隔地への転校や、優秀校の廃校なども含み、批判が多い。17日にも西部のゴドフレド・フルタード校で抗議活動開始後44校目となる学生による学校侵入が起こった。混乱は収まる気配を見せないが。
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人気パゴージ歌手でサンパウロ市市会議員のネッチーニョ・デ・パウラ氏が17日、サンパウロ州の選挙裁判所から議員資格剥奪の判決を受けた。これは同議員が4月にブラジル共産党(PCdoB)から民主労働党(PDT)へ移籍したことが、前党に対する裏切り行為と判断されたため。同議員はPCdoB内には政治的な差別が存在するので同党をボイコットしたと主張していたが、裁判所はこの主張を受け入れなかった。同件は高等選挙裁判所への上告が可能だ。
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きょう19日のサッカー全国選手権はコリンチャンス・ファンには大事な一日だ。敵地リオでのヴァスコ・ダ・ガマ戦にコリンチャンスが勝てばそのまま優勝し、負けや引き分けでも、モルンビで行われるアトレチコ・ミネイロ対サンパウロ戦でアトレチコが負けるか引き分けで優勝が決まる。20日からの3連休はコリンチャンス一色となるか。