サンパウロ市内のデイサービス「シャローム」(福浦利明代表)の『創立15年記念感謝会』が10月27日、援協本部の神内ホールで行われた。ボランティアと利用者80人程が集まり、食事や歌を楽しんだ。
同団体は「家族のリフレッシュ」を目的に2000年に活動開始。日系の高齢者を対象に、パライーゾ区のサンパウロ福音協会で週2回、手作りの食事やゲームなどの日帰り介護サービスを提供している。運営は全てボランティアスタッフによるもの。
12年間通う片岡二四子さん(91、高知)は身内の不幸で落ち込んでいた時、友人に勧められ入会。自分でも「嘘みたい」と語る程すぐに元気を取り戻し、軽快な口調で「楽しい思いをさせてもらって感謝してるの」と話す。
スタッフには、駐在員妻が活発に奉仕する姿もある。4年前から参加する平井久仁恵さんは、「何か〃活動したい〃という気持ちがあって」と動機を語り、「知らなかった日系人のことも肌で感じることができる」とやりがいを口にした。
他にも6人の駐在員妻が参加、現在も募集中。運営協力やサービス利用の問い合わせは同教会(11・3885・7665)まで。
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