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 産経ニュース電子版24日付けによると、先月25日に「秋田県人会創立55周年記念式典」出席のため来伯していた佐竹敬久県知事が日本への帰路、「サンパウロ空港」(グアルーリョスか)で「旅券の顔写真が実物と違う」と別室で約30分間も2次審査を受けていたと報道されている。パスポートの写真は9年前に撮影したものだが、4年前に病気で入院し体重が減少しており、ブラジル人審査官には顔が違って見えたらしい。一般の外国人からは「東洋系の顔はみな一緒」との声もあるが、世界最大の日系社会があるだけに、日系人と親交が深いブラジル人も多く、ここではちゃんと見分けている?
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 『ブラジル川柳』207号(ブラジル川柳社)が11月に発刊された。「おふくろにそっくり妻の味加減」(今立帰)、「爺さんとそっくり嫌と孫膨れ」(荒井花生)、「そっくりな偽札つかみ出る吐息」(市田イツ子)、「婿入りし債務そっくり背負わされ」(荒井花生)、「添い寝する母ちゃん先に眠りこけ」(中山哲弥)など生活感溢れる作品がたくさん。老人が骨太の社会批評をする様を詠んだ「骨のある言葉たてつく総入れ歯」(塩飽博柳)なども笑えるが、「政治家の不徳極まるラバジャット」(柿島さだ子選者吟)、クーニャ下院議長を思わせる「悪評に強い政治家天下取る」(酒井祥造)あたりは実にブラジルらしい一句か。