23日夜からブラジル人(主に女性)の間でインターネットのツイッターやフェイスブックの投稿に、#私の秘密の友達(#MeuAmigoSecreto)や#秘密の友達(#AmigoSecreto)というハッシュタグをつけ、相手の名前は伏せたままで、男性優位主義な言動や態度を批判する事が流行している。
「私の秘密の友達」は元来、職場や学校のクリスマスパーティー等で、「秘密の友達」へのプレゼントを用意し、受け取り手の特徴をあげて仲間に当てさせてからそのプレゼントを渡すという形で、プレゼント交換を楽しいものにする遊びの事だが、23日からネット上で始まった「私の秘密の友達」は、同じ言葉を使っていても内容は全く異なっている。
(誰とは言わないが)「♯私の秘密の友達 は自分と同じようにサッカー場で暴言を叫ぶ私の母に眉をひそめる」や「♯私の秘密の友達 は聖書に反するとして同性愛者を憎むくせに不倫している」などが次々と投稿され、24日にはフェイスブック上に♯私の秘密の友達 の投稿を集めて楽しむページまで作られた。
ブラジルでは依然家庭内暴力に苦しむ女性も多く、道を歩いていても卑猥な言葉を男性に投げつけられ、恐怖さえ感じるなど、男性優位主義(マシズモ)が根強く残っており、それに女性がきつい皮肉で反撃した格好となっている。(25日エスタード紙サイトより)
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